組立配線の手順
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組立配線の手順(13/13)
IC1はまだICソケットには付けません。
電源の接続
12VのACアダプタをつなぎます。アダプタの出力(直流出力)をコネクタ経由で接続します。
ACアダプタの出力プラグに出力コネクタを接続します。
ACアダプタをコンセントに差込み、出力コネクタのどの端子にプラス、マイナスが出ているかを確認します。絶対にショートさせてはいけません。
確認が出来たらACアダプタをコンセントからはずします。ACアダプタの内部にはコンデンサが入っているので、コンセントからはずしてもしばらくはアダプタ内部に電気が貯まっており、出力電圧は出ています。コンセントからはずしたからと言って不用意に出力をショートすると危険な場合があります。(それぼど大きな電源ではないので、ショートさせても、少し火花が出るくらいで、壊れることはありません。)
出力コネクタをACアダプタの出力プラグからはずし、出力コネクタのプラス電極に10cmくらいの赤い被覆のより線をハンダ付けします。被覆を3mmくらいむいて中の銅線を出してからハンダ付けします。
さらに出力コネクタのマイナス電極に10cmくらいの黒い被覆のより線をハンダ付けします。
出力コネクタに接続したより線のもう一方の端をプリント板にハンダ付けします。赤い被覆の線は25Iに接続し、黒い被覆の線は25Kにそれぞれ接続します。
電源電圧の確認
作業場所をきれいにして下さい。これからは電源を入れますので、金属などが不用意にあると危険です。念のために。
作業台は絶縁材料で出来ている物の上で行います。金属の机の上で行う場合には厚手の紙とかビニールを敷きます。ゴムのシートが理想的ですが、そこまでしまくても良いと思います。
テスタを直流電圧測定モードとして準備します。測定レンジは15V以上でそれに近いレンジとします。
ACアダプタの出力プラグと出力コネクタを接続します。
ACアダプタをコンセントに差し込みます。
テスタの黒いテスタ棒(マイナス)を25Kに当てます。(25Kと接続した線ならどこでも良く、11Oから24Oのどこかで当てやすいところでかまいません)
プラス12Vの確認
以下に示すポイントでプラス12V以上あればOK。ACアダプタは12V出力となっていても、何もつないでいない場合にはそれより高い電圧が出ています。あまり高すぎるのはダメです。15V以下であれば大丈夫です。それほど高くはならないと思いますが。私の場合には13.7Vの電圧がありました。
25Iにテスタの赤いテスタ棒を当てます。
3Lにテスタの赤いテスタ棒を当てます。
22Mにテスタの赤いテスタ棒を当てます。
導通試験を行っているのでこの位でOKです。
プラス5Vの確認
以下のポイントでプラス5VあればOK。3端子レギュレータの出力なので、ほぼ正確です。
22Gにテスタの赤いテスタ棒を当てます。
22Cにテスタの赤いテスタ棒を当てます。
16Eにテスタの赤いテスタ棒を当てます。
+5Vが正常に出ていない場合にはトラブルシューティングを見て下さい。
以上の確認が出来たらACアダプタをコンセントからはずします。
ACアダプタの出力プラグを出力コネクタからはずします。
IC1を取り付ける
IC1を取り付ける前にプラス5V、12Vの電源電圧が0Vとなっていることを確認します。電源をはずしてあるので、21Cと22Cをドライバ(金属製)の先などで、ショートさせます。電源が入っているときには絶対に行ってはいけません。
このように強制的に0Vとしなくても、しばらくほっておけば0Vとなります。
ICソケットにIC1を付けます。ピンの位置に注意します。また、最初はICの足が開きぎみなので、ICソケットに入りにくいかも知れません。ICの足を少し内側に押して形を整えてから入れると入り易くなります。
ピンが沢山あるので、ぐーっと押し込む前に、ピンがちゃんとソケットに合っているかを確認します。合っていない状態で無理に押し込むと、足が曲がってしまうこともあります。(これをあぐらをかくと言います)
ピンがソケットと合っていることを確認してから、ぐっと上から押さえつけてソケットに取り付けます。
いよいよ動作確認
ACアダプタの出力プラグを出力コネクタを接続します。
ACアダプタをコンセントに差し込みます。