目次事例集赤外線センサー検出ユニット


赤外線検出ユニット 部品説明



赤外線センサー (RE814S)

赤外線の変動を検出するためのセンサーです。
今回使用した赤外線センサーは2つのセンサー素子を使用しているデュアルタイプです。


受光面
サイズ
(mm)
感度
波長
(μm)
感度
(V/W)
動作
電圧
(V)
オフセット
電圧
(V)
(2x1)x25〜20>=15003〜150.2〜1.0

センサーの動作については「赤外線センサー 部品補足説明」を参照して下さい。



オペアンプ (NJM2902)


1つのパッケージに4つのオペアンプが収容されているICです。単電源で動作させることが可能です。
信号増幅器およびウインドウコンパレータ回路として使用しています。

互換品としてLM324を使用することができます。






タイマーIC (555)


高精度タイマー用ICです。
出力を一定時間継続させるために使用しています。





NPNタイプトランジスタ (2SC1815)


汎用の小信号増幅用NPNタイプのトランジスタです。
リレーのドライブ回路に使用しています。
汎用の小信号用NPNタイプトランジスタでコレクタ電流が100mA以上のものであれば、他のトランジスタでもOKです。






3端子レギュレータ (78L05)


安定した+5Vの電圧を作るためのICです。入力電圧の最大値は30Vで、約100mAの電流を流すことができます。

回路設計当初キットに含まれているS-81350HGを使用するつもりでいましたが、最大入力電圧が15Vなので、ACアダプタの出力電圧(約15V)を考慮すると78L05の方を使用することにしました。
S-81350HGの特徴は入出力の電圧差が少ないことです。40mAの電流を流している状態で入出力の電圧差は0.12Vです。電池などで駆動する回路の場合には便利なレギュレータです。





ダイオード (1S1588)


小信号用のスイッチングダイオードです。
他のものでもOKです。






発光ダイオード


電流が流れると光るダイオードです。
人または動物を検出すると点灯します。





リレー (G5A-237P)
OMRON社製の小型リレーで駆動電圧がDC12Vのものです。
サイズは縦10mm、横15.6mm、高さ7.5mmです。
接点は2組あり、AC、DCとも60V 0.5Aという仕様です。
このリレーのコイルには極性があります。逆に接続するとリレーは動作しません。動作試験をして分かりました。
このタイプのものでなくてもOKです。駆動電圧、接点数、接点許容電圧、接点許容電流、サイズなどを考慮して選択して下さい。

キットに含まれているリレーは松下製で駆動電圧がDC8V、接点は1組で定格制御容量はDC30Vで1A、AC100Vで0.5Aのものです。今回は駆動電圧がDC12Vのものを使用したかったので手持ちのリレーを使用しました。



ICソケット

ICを実装するためのソケットです。ICをプリント板に直接ハンダ付けしてもOKです。





抵抗器

1/4Wを使用しました。キットに入っていたものを使用しました。1/8WのものでもOKです。





積層セラミック・コンデンサ

積分回路のコンデンサおよび電源のバイパスコンデンサとして使用しています。積分回路用としてキットにはセラミック・コンデンサが入っていますが、リード線の間隔が積層セラミックの方が短いのでそちらを使用することにしました。
今回の回路では高い周波数を扱うわけではないので、フィルムタイプのコンデンサを使用してもOKです。




アルミ電解コンデンサ


増幅器のカップリングコンデンサおよび電源の平滑用コンデンサとして使用しています。
電解コンデンサはリード線に極性がありますので、取り付ける時に間違えないように注意する必要があります。




プリント基板


ユニバーサル基板を使用しました。
15ホール x 25ホールのタイプを使用しました。





配線端子


赤外線センサー、Cds、VR1への配線および電源配線を接続するために使用しました。





スタッド


長さ10mmのタイプを使用しました。
今回の回路では赤外線センサーに円筒形のフレネルレンズを取り付けています。ケースに納めたときレンズがケースの高さの中間になるようにプリント基板の高さをこのスタッドの長さで調整します。