PIC16F628ではPICが動作するためのクロックを発生させる発振回路が内蔵されています。
発振回路の種類は4種類あります。外部発振素子を使用するタイプ、外部からクロックを供給するタイプ、内部の固定周波数(4MHz)の発振器を使用するタイプ、そして、内部の発振回路の周波数を抵抗器で調整するタイプです。これらの発振の種類はコンフィグレーション・ワードのFOSC2-0ビットにより指定します。高精度の動作が必要ない場合で、使用部品の数を減らしたい場合などに使えます。 コンフィグレーション・ワードのFOSC2-0ビットによる発振器の種類
外部発振素子を使用するタイプ (FOSC2-0 : 000/001/010)
このタイプは一般的に使用される回路です。 Xtalには水晶発振子が使われます。また、セラミック発振子とコンデンサを内蔵したレゾネータを使用します。私はレゾネータを使用しています。 外部からクロックを供給するタイプ (FOSC2-0 : 011) このタイプは外部にある発振器の出力をPICのクロックとして使用するタイプです。 RA6/OSC2/CLKOUT( pin15 ) はI/Oポートとして使用できます。 内部発振回路を使用するタイプ (FOSC2-0 : 100/101) 発振周波数は4MHzに固定されますが、RA6/RA7をI/Oポートとして利用したい場合に便利です。 内部発振回路を使用し、抵抗器で周波数を調整するタイプ (FOSC2-0 : 110/111) このタイプは発振周波数を調整するための外部抵抗器を接続するためOSC1ポートを使用します。RA7はI/Oポートとしては使えません。 抵抗器による発振周波数はおおよそ以下のようになります。
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