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ヘッドランプ点灯確認装置
夜間、町中ではヘッドランプを点灯しなくても町の灯りで十分に走ることができます。
でも、ヘッドランプは自分が走るときに前方を確認するためだけではなく、対向車とか歩行者にこちらの車の存在を知らせる役割も持っています。ということは、ヘッドランプが切れていることは事故のもとになってしまいます。
でも、町中の明るい道を走っていると、ヘッドランプが切れていることが運転者に分からないことがあります。
ここに紹介する回路は、ヘッドランプが点灯していることをチェックして、電球が切れたりして点灯していなければ運転者に警告する回路です。回路はヘッドランプに電流が流れていることを確認するのではなく、ヘッドランプの光をチェックする方法を採っています。
動作はCds素子(光に反応して、抵抗値が変化する素子)を使用してヘッドランプの光を検出します。Cdsは左右のヘッドランプにそれぞれ取り付けます。運転席には警告装置が検出した結果が分かるようにLED(発光ダイオード)を取り付けます。光が検出できている場合には運転席のLEDは点灯状態となり、ヘッドランプが正常に点灯していることが分かります。光が検出できない場合にはマルチバイブレータ回路によりLEDを点滅させて、ヘッドランプが切れていることを警告します。警告装置は左右のランプ兼用でどちらかのランプが切れた場合に警告します。どちらが切れたかは車を止めて確認をすれば分かることですから。
マルチバイブレータ回路はICを使用しても作れますが、この回路はコンパクトに作りたかったのであえて、トランジスタを使った回路としてます。
当然ですがこの回路はヘッドランプを点灯させた場合のみ動作します。
ヘッドランプ点灯確認装置の作り方については上記の回路図の確認装置がクリッカブルイメージマップになっていますので、クリックしてジャンプして下さい。