上のブロック図はクリッカブル・イメージ・マップになっています。 手のマークの部分でクリックすると、該当する説明のページにジャンプします。 |
MC145163を使用したPLLシンセサイザ発振器を紹介します。 PLLシンセサイザ発振器の動作原理については「PLLシンセサイザ発振器の原理」を見て下さい。 このPLL用ICは分周比の指定をBCDで直接指定することができます。ですから、BCDカウンタの出力を直接接続することが出来ます。シリアルデータ発生器などは使わなくて済みます。 周波数はアマチュア無線の145MHz帯で使用する目的で145 − 10.7 = 134.3MHzとしています。10.7MHzはFMでの中間周波数です。 MC145163では130MHz位の周波数を直接は扱えません。ですから、外部発振器を使用して15MHzに周波数を下げてからMC145163に入力しています。外部発振器は水晶発振器でも良いのですが、周波数変動を極力抑えるためにPLL発振器を使用しています。 MC145163の基準周波数は10.24MHzの水晶発振器を使用し、1/1024に分周して10KHzを位相比較周波数としています。分周比指定により10KHz単位で出力周波数を変化させることができます。 この回路はCQ出版社から出版されている「トランシーバ製作入門」を参考にしています。 |