目次事例集車で活用する電子/電気回路バッテリー充電器


バッテリー充電器 制作過程


制御回路の作成


最初に制御回路を組み立てます。
最初に接地線を仮ハンダ付けします。仮というのは接地線が移動しないように端子にハンダ付けするだけで、端子の穴を塞がないようにします。端子の穴に部品のリード線を通すためです。
次に背の低い部品から端子にハンダ付けします。
電解コンデンサやセメント抵抗器は形が大きいので後から取り付けます。

全ての部品を取り付けたあと、配線を端子にハンダ付けします。今回の装置では各配線の色を変えてみました。同じ色の線を使用する場合、他の部品への配線をするときに間違えないよう注意してください。

メータ取り付け穴

今回の装置で一番大変なのはメータの穴開けです。
まず、少し厚い紙をパネルと同じ幅に切り、メータと取り付けネジの位置を描き、型を作ります。

まず、メータの本体を入れる中央の大きな穴をカッターナイフで開けます。
次にメータを穴にいれ、取り付けネジの位置を確認します。

紙で作った型を装置のパネルに当て、穴を開ける位置を決めます。

ドリルと糸ノコを使用してメータの取り付け穴を開けます。私はジグソーを持っていないので、糸ノコを使用しました。

メータを取り付けた状態です。

裏側からみた状態です。
今回使用したケースは内部にグリーンの塗装がされています。

部品取り付け穴

部品を取り付ける位置に置いて取り付け穴の場所を決めます。実際に部品を置いて、部品同士がぶつからないように位置を決めます。

各部品の取り付け穴を開けた状態です。

部品取り付けおよび配線

最初に背の低い部品であるダイオード・ブリッジとレギュレータを取り付けます。LM317を取り付けるときには絶縁シートが必要です。また、これらの部品は熱が出るのでケースに熱が伝わりやすいようにシリコン・グリースを塗って取り付けます。
レギュレータのリード線を互い違いに曲げると配線がやりやすくなります。

次に制御回路を取り付けます。今回のケースでは内部に緑の塗装がされているので、接地側の取り付け穴の周辺の塗料をドライバーなどではがしておきます。
背の低い部品から配線をしていきます。

背面パネル

背面には各部の名称を書いたパネルを付けました。
パネルは紙にプリントしたもので、0.5mm厚の透明なアクリル板で挟むようにしました。

パネルを取り付けた状況です。
アクリル板とケースの間に隙間ができるので、パネルの周囲はセロテープを貼り、隙間にほこりなどが入らないようにしています。

天井取り付け金具

装置を取り付けるシャフトの太さに合わせて金具取り付け用の穴を開けます。

金具を取り付けた状況です。

各部の配線

電圧制御回路あたりの配線です。

電流制御回路あたりの配線です。

整流回路あたりの配線です。

全体の配線状況です。