プラスチック板でケースなどを作る場合、まず、板を必要な大きさに切る必要があります。このページではプラスチック板を加工する場合に便利な道具を紹介します。ここで紹介してる以外にも便利な道具があると思います。
プラスチック板カッター
プラスチック板を直線的に切ります。実際には切るのではなく、割るための溝を作る道具です。私が使用しているのはオルファ社のP−450で文房具屋さんで購入できます。刃にはタングステンが使用されています。
スケール
写真のものはステンレス製のものですが、直線のものであれば何でもかまいません。
紙テープ
粘着剤の付いた紙テープです。プラスチック板を曲げるときに目印に使用しています。安価だし、貼るときに曲がり難いので便利です。
目印を書き込むこともできます。
折り曲げ装置
プラスチック板を曲げる場合、曲げる部分を高温にして柔らかくする装置です。板の厚さにもよりますが、160℃位の温度が良いようです。
市販の装置もありますが、写真のものは自作のものです。
接着剤
プラスチック用の接着剤です。アクリル板用と塩化ビニール用では種類が違います。
アクリル用の接着剤の成分はメチレンダイクロライド(100%)です。
塩化ビニール用の接着剤の成分は有機溶剤(THF100%)です。
接着剤を塗るときには接着剤用の注射器を使用すると便利です。医療用の注射器ではありません。慣れないと液が出過ぎたりしますので、液の出方を事前に確認した方が良いです。(経験談)
タップ
別にプラスチックの加工だけで使うわけではないですが、板にネジ穴を作るためのタップです。このタップで板にネジ穴を作れば、ナットを使う必要はありません。ただ、プラスチックの場合、柔らかいので強くネジを絞めるとネジ穴の山がつぶれてしまうので、注意が必要です。
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