目次PIC入門873ハード

PIC16F873のコンフィグレーションワード

PIC16F873はプログラムメモリの中にコンフィグレーションワードをいう特殊なエリアを持っています。
このアドレスは2007hで通常のプログラム指定では読み書きすることはできません。プログラムを書き込みときにライターにより書き込みます。

コンフィグレーションワードでは以下のようなPICの動作環境が指定されます。



CP1,CP0 : プログラムメモリ・コードプロテクションビット
プロテクションをする場合にはビット4と12、ビット5と13を同じ値にする必要があります。
11:プロテクションなし
10:0F00h から 0FFFh までプロテクション
01:0800h から 0FFFh までプロテクション
00:0000h から 0FFFh までプロテクション

DEBUG : イン・サーキット・デバッガー モード指定ビット
1:イン・サーキット・デバッグでない (RB6,RB7は通常の入出力ポートに使用)
0:イン・サーキット・デバッグモード (RB6,RB7はデバッガーで使用)

WRT : プログラムメモリ書き込み制御ビット
1:プロテクトされていないプログラムメモリに書き込み可能
0:プログラムメモリ書き込み禁止

CPD : EEPROMコードプロテクションビット
1:コードプロテクション解除
0:EEPROM書き込み禁止

LVP : 低電圧プログラミング指定ビット
1: RB3ポートをプログラミング指示ポートに使用し、低電圧プログラミングが可能
この場合でもMCLRポートによるプログラミングは可能です。
0:MCLRポートでプログラミングを指示。

BODEN : 低電圧リセット指定ビット
1:低電圧リセットを使用する
0:低電圧リセットを使用しない

PWRTE : パワーアップタイマー指定ビット
1:パワーアップタイマーを使用しない
0:パワーアップタイマーを使用する

WDTE : ウォッチドッグタイマー指定ビット
1:ウォッチドッグタイマーを使用する
0:ウォッチドッグタイマーを使用しない

FOSC1,FOSC0 : 発振器指定ビット
11:RC発振器 ( 1MHz以下 )
10:HS発振器 ( 4MHz - 20MHz )
01:XT発振器 ( 4MHz以下 )
00:LP発振器 ( 200KHz以下 )