目次PIC入門873ハードSFR

PIC16F873のSFR説明(10)

TMR1L, TMR1H (タイマー1 カウントレジスタ) 0Eh, 0Fh
このレジスタはタイマー1のカウント用のレジスタです。最大65535までのカウント値を設定することができます。
TMR1Hが上位8ビット用、TMR1Lが下位の8ビット用です。2つのレジスタは組み合わされて1つの16ビットレジスタとして動作します。タイマー1によりカウントアップされオーバーフローしたとき(FFFFh→0000h)にタイムアウト割り込みが発生します。
このタイマーを単独で使用することもできますが、CCP機能のキャプチャまたはコンペア機能に使うことができます。どちらかというとCCP機能で使用することを前提として作られているようです。

CCP機能の詳細は「PIC16F873のCCP機能」を参照して下さい。




T1CON (タイマー1制御用レジスタ) 10h
    このレジスタではタイマー1に関する制御が行われます。
カッコ内の値は電源投入直後の状態です。

T1CKPS1,T1CKPS0 : プリスケーラのスケール値
T1CKPS1T1CKPS0プリスケーラ
001:1
011:2
101:4
111:8

T1OSCEN : 発振器動作指定ビット
1:発振器を使用可能
0:発振器停止 ( 発振器の電源を切り、省電力モードにする )

T1SYNC : 外部入力クロックの同期指定ビット (TMR1CSで外部入力クロック指定時に有効)
1:同期させない
0:同期させる

TMR1CS : クロック源指定ビット
1:外部入力クロックを使う
0:内部クロックを使う ( Fosc/4 )

TMR1ON : タイマー1動作指定ビット
1:タイマーを動作させる
0:タイマー停止