同期信号のパルス幅確認 トライアックの制御は交流の極性反転(0V)を基準に行います。極性反転の時点を検出するためにフォトカプラを使用しています。フォトカプラのLEDに交流電圧を加え、0VでLEDが消灯することにより同期パルスを発生させます。 実際の回路のパルス幅を測定してみました。PICは実装せずに左の図に示すような回路で測定しました。 実際にPICに接続するとパルス幅は変わってきます。
同期信号の検出動作確認 スイッチ読み込みとトライアック・トリガ信号の確認 スイッチの読み込み動作はMPLABのシミュレータでは確認ができません。そこで、以下のような試験プログラムを作成してスイッチの読み込み動作確認とトライアック制御のトリガ信号の確認を行います。 タイマー1のスイッチ読み込み処理で読み込まれたスイッチモード(swx_mode)をトライアック制御データ(triacx)に設定します。スイッチ1の場合、 sw1_mode のデータを triac1 に設定します。これによりスイッチの状態をポートAの信号で確認することができます。
測定信号はRB0に加わる同期パルス(オシロの画面で下側)とRA0の出力信号(オシロ画面で上側)です。
交流電圧の確認 前項の確認では制御回路だけを使用して駆動回路の制御信号を確認しました。今度は制御回路に駆動回路を接続し、ランプに加わる交流電圧の状態を確認してみます。 使用するソフトは前項と同じソフトを使います。負荷としては60Wの電球を使用します。家庭に来ている交流電源は片方の線が接地されています。ですから測定回路が短絡しないように絶縁トランスを使用しています。また、絶縁トランスの片方は制御回路の接地に接続しています。これはオシロスコープの接地を共通にするためです。 せっかく駆動回路を絶縁トランスで分離したのに接地線を制御回路に接続したら電流が流れてしまうのではとお考えの人もいらっしゃるかもしれませんが、電気回路はプラスとマイナスの線を接続したときに電流が流れるのであって、片方の線だけを接続しても電流は流れません。
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