ICプラグの作成
書き込みをするPICを搭載するゼロプレッシャーICソケットはプリント基板ではなく、ケースに取り付けています。プリント基板には丸ピンのICソケットを付け、丸ピンの端子で接続ケーブル用のプラグを作りました。ユニバーサル基板に丸ピン端子をハンダ付けした簡単なものです。直接プリント基板に配線してもかまいません。
28ピン用と、40ピン用を作りました。配線はプリント基板のパターンが接続されているピンの分だけ行いました。用途不明の配線もありますが、念のため配線しました。
ゼロプレッシャーICソケットの組立
ゼロプレッシャーICソケットは、まず、ユニバーサル基板にハンダ付けしています。ケースの上部にソケットがちょうど入る穴を開け、ケースの内側からソケットを出すようにしています。ケースへの固定はプリント基板を3mmのネジで固定しています。6カ所で固定しています。5カ所のネジは皿ネジを使用し、上面からは見えないようにしています。真ん中のネジは上面パネルの固定用と兼用しています。
ユニバーサル基板をケースに取り付けるときにはケースの背面パネルなどにぶつからないように注意する必要があります。ケースの取り付け面だけを見て位置を決めると、後で、ケースの蓋が閉まらないことになってしまいます。
背面パネル
背面パネルにはDSUBコネクタと電源コネクタを取り付けています。
DSUBコネクタの穴は四角ではないので、糸ノコを使用してコネクタより多少小さめの穴をあけ、ヤスリを使用して穴の大きさを調整します。
コネクタの取り付ける位置は、プリント基板とぶつからないように注意して決めます。
プリント基板の取り付け
プリント基板のサイズは幅95mm、奥行き120mmです。
ケースの外側のサイズは幅100mm、奥行き140mm、高30mmです。
ケースの板の厚さが約1mmありますので、幅は丁度良いサイズです。
奥行きは20mmの差があるので余裕と思ったのですが、そうではありませんでした。
前後にパネルを取り付けるのですが、取り付け部が片方は約15mm、もう片方は約11mm内側に出っ張ります。パネルの内側の幅が94mmなので、プリント板がパネルにぶつかってしまいます。
そこで、プリント板の端を少しヤスリで削り、パネルの内側にプリント板が入るようにしました。
これだけではダメで、今度はプリント板を取り付けるスタッドがパネルにぶつかることが分かりました。
そこで、スタッドの取り付け位置を約5mmずらして、ようやくケースに取り付けることができました。
|