ソースプログラムの作り方 |
ソースプログラムに書かれた内容はアッセンブラーまたはコンパイラーというツールで解釈される言語で書かれなければなりません。MPASMというアッセンブラーを使う場合にはアセンブル言語を使います。C言語で書いた場合にはC言語が使えるコンパイラーが必要です。 コンパイラーでは1行に書かれた文を解釈してそれを実現するための命令群(通常は複数の命令)に展開します。アッセンブラーの場合には各命令を一つずつ書きます。C言語のような言語を使用した方が少ない文でソースコードを作ることができます。ただし、コンパイラーの性能により無駄な機械語が含まれることがあります。自動的に機械語に置き換えるからです。ソースプログラムの作り易さではコンパイラーが有利ですし、メモリーの効率的な利用ではアッセンブラーが有利です。 ソースプログラムを作るのにはメモ帳などのエディターを使って作ることができます。英字は小文字でも大文字でもOKです。 ここではMicrochip社のMPASMを使うことを前提にしてアッセンブル言語でソースプログラムを作る方法について説明します。 ソースプログラムの記法
ソースプログラムは以下の書式で作ります。
;コメント 1行をコメントだけにすることもできます。当然、書かなくてもOKです。 通常はタブを使ってニーモニック、オペランド、コメントの位置をそろえます。その方が見やすいからです。
アッセンブル疑似言語
ソースプログラムでもこれらの命令を書きますが、それ以外にアッセンブラー自身が使用する疑似命令(Directive)というものがあります。これらの疑似命令はアッセンブラーの処理動作を制御するためのものです。MPASMでは58種類の疑似命令があります。 これらの疑似命令は必要に応じて使いますが、ソースプログラムの最後には必ず END を書く必要があります。 ENDが無いとアッセンブラーは書かれた内容をソースプログラムとして認識しません。 以下に良く使われると思われる疑似命令を説明します。
数値および記号
以下に数値データおよび数式の書き方を示します。 数値データの書き方 MPASMでは数値を表すのに以下に示す5種類があります。
演算記号の書き方 MPASMで使用できる演算記号は沢山ありますが、良く使う演算記号のみを以下に示します。
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