目次PIC入門


ソフトウェア開発ツールの入手およびインストール



ソフトウェアを作る場合、フローチャートなどを使って処理の流れを考えます。その後、Editorを使ってソースプログラムを作ります。ここまでの作業はどちらかというと手作業で進める作業です。ソースプログラムが出来たら、それをアッセンブルしてPICが動作するための機械語に変換します。
アッセンブル作業以降は専用のツールを使います。ツールにはいろいろとあるのかも知れませんが、ここではMicrochip社が提供している MPLAB というソフトウェアを使う方法で説明します。ツールの説明は全て英文です。

このツールの使い方については後閑さんが作られている「電子工作の実験室」に詳しく紹介されていますので、そちらも参照して下さい。
ここでは、後閑さんのページの内容も引用しながら、私なりの理解で使い方を紹介したいと思います。まだ、使いこなしていませんが。



ツールのダウンロード

MPLAB は以下のページのリンクから入手することができます。


この中の MPLAB-IDE をクリックすると、ダウンロードのページにジャンプすることができます。
今後、Microchip社のページが変更される可能性もありますので、適宜最新のツールを探してください。

このHPを作成している時点でのバージョンは"MPLAB Version 5.00"です。
ファイルはZIP圧縮されていますが、ダウンロードファイル"MPL5000.zip"のサイズは8.54MBと大きいです。分割してダウンロードすることも可能です。

以下の説明は MPLAB Version 5.00 を使用した場合のものです。





ツールのインストール
    一括でダウンロードした場合、最初に MPL5000.zip の解凍を行います。 ZIPの解凍ツールが別途必要です。
    解凍された setup.exe をダブルクリックするとインストール作業が開始されます。

    インストールの流れ
ツールのインストールは以下の流れで進みます。基本的には"NEXT"ボタンを押していけばインストールすることができます。

画面のタイトル内 容



1. Welcome
挨拶画面です。
2. Select Components
インストールする機能を選択することができます。
初期値では全てをインストールする設定です。
3. Select Destination Directory
プログラムをインストールするディレクトリを指定します。
初期値はProgram Filesの配下にMPLABを作成する設定です。
4. Backup Replaced Files?
インストール中にファイルが変更された場合、バックアップすることができます。
初期値はバックアップしない設定です。
5. Add to Start Menu?
スタートメニューに登録するかどうかの確認画面です。
初期値は登録するになっています。
6. Linker Script Location
リンカースクリプト用のディレクトリを別にするかどうかの確認画面です。
初期値はMPLABと同じディレクトリです。
7. Select System Files
DLLファイルをWINDOWSのSYSTEMディレクトリに格納するかの確認画面です。
初期値は全てのDLLをMPLABに格納する設定です。
8. Ready to Install!
インストール準備が完了したことを知らせる画面です。
NEXTを押すとインストールが始まります。
9. Installing
インストールの進行状況がバーグラフで表示されます。
10. View README Files?
READMEファイルを表示するかどうかの確認画面です。
初期値は表示するになっています。
11. Installation Completed!
インストールが完了したことを知らせる画面です。
Finishを押せば完了です。





MPLABの初期画面
インストールが完了するとスタートメニューに Microchip MPLAB が追加されその中にMPLABとMPASMおよびHELPが登録されます。
MPASMはアッセンブルソフトでソースプログラムを単独でアッセンブルする場合に使用します。通常はMPLABから連携して動作させます。