目次PIC入門


PIC16シリーズの命令仕様 (5)



命令一覧

INCFf レジスタの内容をカウントアップ
書式[label]INCFf, d( label は省略可 はスペースを示す )
オペランド f:ファイル・レジスタのアドレス ( 00(00h) 〜 127(7Fh) )
d:結果格納先 ( 0 または 1 )
実行内容 f レジスタの内容に1を加算する。
d = 0 なら結果をWレジスタに上書きする。
d = 1 なら結果を f レジスタに上書きする。
( 例 )
影響フラグ 演算結果が 0 の場合、Zフラッグに 1 を設定
演算結果が 0 でない場合、Zフラッグに 0 を設定
命令実行
サイクル
1サイクル


INCFSZf レジスタを加算し、結果が 0 なら次の命令をスキップ
書式[label]INCFSZf, d( label は省略可 はスペースを示す )
オペランド f:ファイル・レジスタのアドレス ( 00(00h) 〜 127(7Fh) )
d:結果格納先 ( 0 または 1 )
実行内容 f レジスタの内容に1を加算する。
d = 0 なら結果をWレジスタに上書きする。
d = 1 なら結果を f レジスタに上書きする。
加算の結果が 0 の場合、次の命令をNOP命令に変えて実行する。
(次の命令をスキップし、その次の命令を実行する)
影響フラグ変化無し
命令実行
サイクル
1サイクル


IORLWリテラルデータ と Wレジスタ との論理OR演算
書式[label]IORLWk( label は省略可 はスペースを示す )
オペランドk:リテラルデータ ( 00(00h) 〜 255(FFh) )
実行内容 リテラルデータとWレジスタの内容の論理OR演算を実行する。

( 例 )
影響フラグ 演算結果が 0 の場合、Zフラッグに 1 を設定
演算結果が 0 でない場合、Zフラッグに 0 を設定
命令実行
サイクル
1サイクル


IORWFf レジスタ と W レジスタ との論理OR演算
書式[label]IORWFf, d( label は省略可 はスペースを示す )
オペランド f:ファイル・レジスタのアドレス ( 00(00h) 〜 127(7Fh) )
d:結果格納先 ( 0 または 1 )
実行内容 f レジスタと Wレジスタの内容の論理OR演算を実行する。
d = 0 なら結果をWレジスタに上書きする。
d = 1 なら結果を f レジスタに上書きする。
( 例 )
影響フラグ 演算結果が 0 の場合、Zフラッグに 1 を設定
演算結果が 0 でない場合、Zフラッグに 0 を設定
命令実行
サイクル
1サイクル


次の命令