目次事例集ダンシング・ライト


ダンシング・ライト 部品説明




小型トランス


AC100VをトランスでAC15Vに下げましす。12V用の3端子レギュレータの入力には14V以上の電圧を加える必要があります。ただし、レギュレータの最大入力電圧は30Vです。今回使用したトランスの場合、無負荷時の出力はAC18.0Vでした。それをダイオードブリッジで整流するとDC21.7Vの電圧でした。
トランスの最大出力電流は120mAです。通常、二次側のワイヤーの太さで最大電流が決まります。120mA以上の電流を流してもすぐに切れてしまうことはありません。規定より多くの電流を流した場合、出力電圧が規定より低下することもあります。また、規定電流を越えて長時間使用すると熱でトランスの絶縁が悪くなることがあります。

今回使用したトランスの諸元は以下です。
サイズ:36mm(幅)、26mm(奥行)、31mm(高)
重量:90g
入力電圧:AC100V
出力電圧:AC10V、12V、15V
出力電流:120mA




電圧安定器


トランスの出力AC15Vをダイオードブリッジで全波整流して直流電圧にします。その後、3端子レギュレータで安定したDC12Vにします。




入力端子


オーディオ信号を入力するための端子です。
RCAジャックを使用しました。




レベル調整用可変抵抗器


入力信号のレベルを調整して各レベルの検出を調整します。
ランプがきれいに点滅するように調整をします。




ツマミ


レベル調節用のツマミです。
取り付け穴は6mmで可変抵抗器の軸の径と合っている必要があります。




シールド線


オーディオ信号の入力配線、レベル調節器への配線には電源の交流電圧などの影響を受けないようにシールド線を使用しました。




端子カバー


配線の接続部には見栄えが良いので端子カバーを付けました。




ACコード


被覆が透明なコードを使用しました。ACプラグも透明なプラスチックで作られています。




ブッシュ


今回のケースはアクリル板を使用したので、ACコードが擦れてショートすることはないのですが、デザインとしてACコードを通す穴にブッシュを使用しました。




中継ラグ


ACコードを内部で固定するために中継ラグを使用しました。




フューズ


安全のために1Aの小型フューズを付けました。




ACコンセント


外部のランプを接続するために使用しました。通常のACコンセントです。
他のコネクタでもOKですが、使用する外部回路の電圧を考慮したコネクタを使用する必要があります。
透明なプラスチック製を探したのですが見つからなかったので、黒色のものを使用しました。




ケース


アクリル板を折り曲げてケースを作りました。内部が見えるように透明なアクリル板を使用しました。







ケースの底にプラスチック製の足を取り付けました。




パネル


前面と背面にパネルを付けました。パネルはOHPシートにカラー印刷して作りました。部品の取り付けネジで固定される部分もありますが、接着剤を使用してケースに張り付けました。




ランプ


外部のランプとして4色の小型ランプを使用しました。クリスマスツリー用のランプなどを使えばきれいです。