目次電子回路工作素材集


簡易アンプ



周辺部品をほとんど使わずに作れる低周波電力増幅器です。
16Ωのスピーカで約660mWの出力を得ることができます。

この回路は簡易なモニタなどに使います。規格ではスピーカのインピーダンス(4Ωとか8Ωとか)、出力電力などが指定されていますが、あまり気にしなくても大丈夫です。定格以上の出力を出そうとすると音が割れる(歪む)ので、自然に規格以内で使うことになります。
いずれにしろ、音質とか出力を気にする場合には使わない方が良いです。

使用例:周波数分割器のTV音声モニター回路など。




部品データ
動作電圧範囲 4〜12V(LM386NN)
5〜18V(LM386N−4)
静止時回路電流4mA(typ)
パッケージ 8ピン
プラスチックDIL(コードN)

最大定格(Ta=25℃)
Vs:15V(LM386N)Tstg:-65〜+150℃


22V(LM386N-4)
Tj:150℃
PD*:660mW(LM386N)
Rth(j-a):187℃/W(LM386N)


1.25W(LM386N-4)


100℃/W(LM386n-4)
VIN:±0.4V
Tpin:300℃・10sec
Topt:0〜+70℃
*
:Ta = 25℃


電気的特性(Ta=25℃)
記号測定条件最小標準最大単位
IQVS = 6V, VIN = 0V
48mA
IibVS = 6V, 端子2,3開放
250
nA
GVVS = 6V, f = 1kHz
26
dB
端子1〜8間に10μFを接続
46
POUT
VS=6V,RL=8Ω,THD=10%LM386N-1250325
mW
VS=9V,RL=16Ω,THD=10%LM386N-3500700
VS=16V,RL=32Ω,THD=10%LM386N-47001000
THD VS = 6V, RL = 8Ω, POUT = 125mW
f = 1kHz, 端子1,8開放

0.2
%
RIN

50
SVR VS = 6V, f = 1kHz, CBYPASS = 10μF
端子1,8開放

50
dB
BWVS = 6V, 端子1,8開放
300
kHz


LM386 Low Voltage Audio Power Amplifier