サーミスタを温度センサーに使用した温度調整器を紹介します。設定した温度になるとリレーを駆動して外部装置を制御することができます。この回路では温度計のように厳密な温度設定はできません。
サーミスタは周囲温度により抵抗値が変化します。それをトランジスタで電圧変換し、電圧比較器で設定温度の電圧と比較してリレーを駆動するという比較的簡単な回路です。この回路で難しいのは温度変化というアナログ信号を扱うので、サーミスタ、トランジスタなどの特性がそのまま装置の性能に影響を与える点です。同じ品名のサーミスタまたはトランジスタでも同じ性能（設定温度範囲など）が得られないかもしれません。部品の規格などを調べ誤差を計算した設計も可能ですが、今回は各部品の特性を測定した結果を基にして回路を組みました。部品の詳細データが無い場合でもある程度参考になるのではないかと思います。
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