±12Vの入力電圧から±5Vの電圧を得るための電圧変換装置です。電圧変換をするために3端子レギュレータを使用しています。レギュレータとしてはプラス電圧用にLM317、マイナス電圧用にLM337を使用し、出力電流は1Aまで取れるようにしています。この作成のポイントはレギュレータの放熱器(ヒートシンク)です。1Aの電流を流すとレギュレータはかなりの熱を出しますので、放熱器を付けないと壊れてしまいます。
このタイプのレギュレータの長所はノイズが少なく、安価で使用部品も少ないことです。欠点としては効率が良くありません。12Vから5Vの変換した場合、効率(出力電力/入力電力)は42%です。
最近はスイッチングレギュレータも安価になってきましたので、部品点数は多少増えますが、1A以上の電源の場合効率の良いスイッチングレギュレータを使用した方が良いと思います。
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