74HCシリーズのCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)の場合、他の74シリーズTTL(Transistor Transistor Logic)と同様に+5Vの電源電圧で使用するように設計されています。最大電源電圧は+7Vになっています。推奨電源電圧は+2V〜+6Vです。
74HC14を使用した場合の発振周波数の上限は約20MHzです。
発振周波数
コンデンサ(C)の値を1000pF、抵抗器(R)の値を22KΩとした場合の発振周波数は以下のようになります。
計算での周波数
T | = | CR |
| = | 1000 × 10−12 × 22 × 103 |
| = | 22 × 10−6(秒) |
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f | = | 1/T |
| = | 45.5 KHz |
実測周波数
今回作成した回路で発振周波数は電源電圧が+5Vの時に 54.7 KHz になりました。
計算より約20%高くなりました。これは部品の誤差によるものと思われます。
電源電圧変動による周波数変動
左のグラフは電源電圧を変化させた場合の発振周波数の変化を測定したものです。
変動率は約4KHz/Vになっています。
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