トランジスタは基本的には電流を増幅することができる部品です。 アナログ回路では非常に多くの種類のトランジスタが使われますが、デジタル回路ではそれほど多くの種類は使いません。 デジタル回路ではONかOFFかの2値を扱いますので、トランジスタの増幅特性の違いはそれほど関係ないからです。 回路機能はほとんどがICで行うことが多いのです。 デジタル回路でトランジスタを使うケースはリレーという電磁石スイッチを動作させる時(リレーは駆動電流が多いのでICだけでは無理な場合がある)とか、発光ダイオードを制御したりなどがあります。(私の場合) 回路記号は PNPタイプは 、NPNタイプは で表します。
トランジスタの外観
写真左側は2SC1815というもので、デジタル回路では良く使います。結構重宝に使えますので、バラ売りを買うより200個入りとかのパックで買えば、経済的です。(1個10円位) 写真右側は2SD880で、大きな電流を扱いたいときに使います。 電気的特性はそれぞれ以下のようになっています。
2SC1815 データシート トランジスタのリード線 トランジスタの種類によってリード線の内容が違いますので、マニュアルなどで確認する必要があります。
2SC1815の場合 品名が印刷されている平らな面を手前にして、 右が ベース 真ん中が コレクタ 左が エミッタ 2SD880の場合 品名が印刷されている面を手前にして。 右が エミッタ 真ん中が コレクタ 左が ベース 2SC1815とは逆です。 |