目次事例集超音波警報機(2)


超音波警報機 (2) 製作後記


送受信センサー
    今回の警報機には送受信センサーとして日本セラミック社製のT40-16(送信用)とR40-16(受信用)という空中用超音波センサーを使用しました。製作当初は村田製作所製のMA40E7S(送信用)とMA40E7R(受信用)という防滴タイプを使用しました。仕様はほとんど同じです。しかし、実際に使用してみると検出距離が短かったので日本セラミック社製のものに交換しました。空中タイプは振動部が直に見えますが、防滴タイプは全体がモールドで囲われているため、超音波の効率が良くないのではないかと思われます。送信センサーの関係か受信センサーの関係かは分かりません。

    村田製作所製 MA40E7S,R
概略の使用は以下のようになっています。
項目仕様
中心周波数(KHz)40
音圧レベル(dB)106 <
感度(dB)-74 <
外径寸法
(mm)
直径18.0
高さ12.0
リード間隔10.0


詳細の仕様は「圧電セラミックス("ピエゾタイト")」を参照して下さい。

受信感度の調整
    今回の回路では受信センサー信号を1000倍に増幅しています。IC4の前段で100倍、後段で10倍です。
    上記の村田製作所製のセンサーを使用する場合、あるいは、検出距離を伸ばす場合には受信感度を上げる方法が考えられます。後段を50倍にすれば、全体で5000倍の増幅ということになります。ただし、あまり上げすぎると発振動作をする可能性がありますので、気を付けてください。
    いずれ実験してみようと思います。