継電器(リレー)とはコイルに電流を流すと磁石になる性質を利用しています。 コイルが電磁石になったとき鉄板を吸い付けさせ、その鉄板に付けられているスイッチ部の接点を閉じたり、開いたりします。 リレーの良いところは電気的に独立した回路を連動させられることです。 5Vなどの低電圧系で組まれた回路の動作によってAC100V系の回路をON/OFFをしたりとか、大電流の回路をON/OFFしたりとかできます。 リレーは機械的に接点を閉じたり、開いたりしますので、高速な動作は出来ません。 写真左のものはコイルの駆動電圧がDC12Vで小型のもので、接点は電気的に独立したものが2つあります。接点の耐圧(接点が開いているときに掛けられる電圧で、これ以上掛けるとスパークしたり、接点が焼き付いたりしてしまう)とか接点許容電流は不明ですが、数百mAは流せると思います。 写真右のものはAC100V系などを制御できるもので、駆動電圧がDC3Vと非常に低いのですが、接点の耐圧は交流の場合AC125V、電流許容値は1A、直流の場合にはDC30V、2Aとなっています。 接点は一つです。 両方ともプリント板に実装する構造をしており、リード線も0.1インチの倍数となっており、ユニバーサル基板にも搭載可能です。 大きさは左のものが幅19.5mm、高さ10mm、奥行き10mmです。 右のものは幅20mm、高さ15mm、奥行き11mmです。 右の写真のものはもう少し大きな電力を扱えるものです。 駆動電圧はDC12Vで、接点は交流の場合AC240V、電流は5Aまで制御できます。直流の場合はDC28V、5Aまでです。 接点は2つあります。 このタイプはプリント板には乗せられません。別売されているソケットを使って、筐体などにビスで止めることになります。 大きさは幅22mm、高さ35mm、奥行き20mmです。 |