受信回路の動作確認
外来雑音による受信障害 表示処理回路の上に受信回路を乗せると、表示処理回路の発振器が電波を妨害し、受信できない場合があります。このことは表示処理回路と受信回路の間に接地されたアルミニュームの板を挟むことにより改善することができました。スイッチング電源なども雑音発生源になります。私は試験のためにスイッチング電源の上に回路を乗せていましたが、正常に動作しませんでした。 電波は目に見えないので、特殊な測定器が無いと受信機が正常に動作しない原因を突き止めるのは非常に困難です。 受信アンテナの方向 今回は受信回路を時計本体とは別のケースに入れ、ケーブルで接続する方法としています。これにより、時計を置く位置に関係なく受信アンテナの位置を決めることができます。 受信状況の確認はLCD表示およびRx LEDで確認することができますが、多少時間がかかります。TCO LEDを見ると、正常に受信できているかどうかの目安になります。時刻情報が受信できていればTCO LEDが1秒間隔で点滅します。点灯している時間は送られる情報により多少異なります。最終的にはLCDに時刻が表示されることを確認する必要があります。 左の図は電波で送られる情報のタイムコードです。1秒ごとに何らかの信号が送られます。全ての情報を受け取るためには最低でも1分かかります。 |