PIC16F84A
PIC16F84Aを使用しています。PIC16F84Aは発振器として20MHzまで使えますが、今回は高速動作は必要ないので、10MHzのレゾネータを使用しています。もっと低い周波数でも問題はありませんが、タイマー処理の時間に関係するので、今回、私が紹介するソフトを使用する場合には10MHzの発振器を使う必要があります。
3−8デコーダ ( 74HC138 )
3ビットのバイナリーコードを展開するICです。
3ビットで表せる状態は8状態あります。74HC138では8本の出力のうち、入力の3ビットに対応する出力をLレベルにします。
ですから、8本のうち、どれか1本のみがLレベルになります。
入力と出力の関係は以下のようになります。
入力 | 出力 |
C | B | A | 00 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 |
L | L | L | L | H | H | H | H | H | H | H |
L | L | H | H | L | H | H | H | H | H | H |
L | H | L | H | H | L | H | H | H | H | H |
L | H | H | H | H | H | L | H | H | H | H |
H | L | L | H | H | H | H | L | H | H | H |
H | L | H | H | H | H | H | H | L | H | H |
H | H | L | H | H | H | H | H | H | L | H |
H | H | H | H | H | H | H | H | H | H | L |
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3端子レギュレータ ( 78L05 )
+5Vの安定した電圧を作るために使用しました。
100mAタイプを使用しました。
デバイス選択用トランジスタ ( 2SA1015 )
PICが制御するデバイスを選択するために使用しています。PNPタイプを使用しました。
NPNタイプを使用することもできます。その場合、入力と出力のレベルが反転します。PNPタイプを使用した場合にはLレベル(0)でトランジスタがONになります。NPNタイプの場合にはHレベル(1)でトランジスタがONになります。
ダイオード ( 1S1588 )
BCDスイッチの回り込みを防止するために使用しました。
ICソケット
PICはプログラムの書き換えが考えられますのでICソケットを使用して着脱を可能にしています。
7セグメントLED ( BL9P030.5 )
小型のLEDを使用しました。
BCDスイッチ
小型のプリント基板実装タイプを使用しました。JAE社製のスイッチです。
スタート/ストップスイッチ
スタートおよびストップスイッチには小型のノンロックタイプのスイッチを使用しました。
出力リレー ( G5V-1 )
OMRON社製の小型リレーです。
タイマー動作中(カウントダウン中)を出力するために小型のリレーを使用しました。
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駆動電圧 | DC 5V |
接点数 | 1 |
接点容量 | 30VDC | 1.0A |
125VAC | 0.5A |
80VDC | 0.3A |
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出力表示用LED
特に付ける必要はないのですが、リレーの動作と共に点灯させています。7セグメントLEDを見れば動作中が分かるので、必ずしも必要はありません。
レゾネータ
10MHzのレゾネータを使用しています。計算上では4.19MHzの方が精度を若干高めることができます。
発振周波数を変えると、タイマーに関する設定データを見直す必要があります。
抵抗アレイ
4つの独立した抵抗器が収容された抵抗アレイを使用しました。単独の抵抗器を使用しても問題はありません。
抵抗器
抵抗アレイが使えない場所には単独の抵抗器を使用しました。1/8WでOKです。
電解コンデンサ
電源の低周波雑音をバイパスさせるために使用しました。
積層セラミックコンデンサ
電源の高周波雑音をバイパスさせるために使用しました。
プリント基板
15×25ホールのユニバーサルプリント基板を使用しました。
配線端子
電源線および出力線を接続するための端子として使用しています。
スタッド
プリント基板の足として使用しました。
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