目次事例集車で活用する電子/電気回路


イグニッションスイッチOFFでも
パワーウィンドウを開閉


買い物に行って駐車場に車を止めたら車の窓が開いていた。
エンジンを止めてしまったので窓が閉まらない。
再びエンジンを掛けて窓を閉める。
エンジンを止めて買い物に行く。

このような経験を時々していました。

同じような経験をしている方にこの回路を紹介します。



パワーウィンドウがエンジンを駆けている時しか働かないのには訳があります。
パワーウィンドウは結構電気を使うのでバッテリが上がってしまう? そうではありません。
確かに結構電気を使いますが、バッテリーが上がるほどではありません。
では、何故か?
子供の安全のためです。
昔、昔、駐車してあった車(エンジンは止めてあった)の中で、子供が遊んでいてパワーウィンドウに首を挟まれて死んでしまったことがあったそうです。
確かに結構、力があるので、首を挟んだら、死にます。
と言うわけで、エンジンを切っている時(大人がいないと想定)にはパワーウィンドウは働かないようにしてあるのです。
これを改造したときには、注意して下さい。

車の条件
    パワーウィンドウ付きの車

用意するもの
    やる気

回路
    パワーウィンドウの回路はイグニッションスイッチの後から配線され、30A位のブレーカを通ってパワーウィンドウ回路につながれています。
    この改造はパワーウィンドウ回路をイグニッションスイッチの前につなぎ変えます。



注意点
    パワーウィンドウ回路は結構電流が流れますから、線の接続は確実に行わないと事故になります
    配線は間違わないように配線図を十分にチェックして行うようにして下さい。
    イグニッションスイッチ周りは非常に狭いので、半田鏝などを他の線にさわらないよう十分な注意が必要です。