インバータIC ( 74LS04 )
省電力タイプ(LS:Lowpower Shottky)のインバータICです。
今回の回路ではCMOSタイプのインバータは使えません。インバータの入力にほとんど電流が流れないので、コンデンサの電荷が逃げないためです。
LED制御トランジスタ ( 2SC1815 )
小信号増幅用のトランジスタです。LEDの点灯制御用に使用しています。特にこのトランジスタでなくても、hFEが100位、コレクタ許容電流が100mA位のものであればOKです。
74LS04のLレベル流入許容電流が8mAなので、LEDの電流を抵抗器で抑えればトランジスタを使わなくてもLEDを制御することができます。
ICソケット
直接ICをプリント基板に半田付けしても良いのですが、ICを他に使うこともあるのでICソケットを使うことにしました。14ピン用のソケットを使用します。
コンデンサ
繰り返し周期を決めるために使用します。安価な電解アルミニュームコンデンサを使用しています。他のタイプのコンデンサでも容量が合えば使うことができます。高周波を扱うわけではないので容量と耐電圧だけを意識して選定すれば良いです。耐電圧はコンデンサに加えられる電圧の上限値です。今回の回路は5Vで動作させているのでコンデンサに5V以上の電圧はかかりません。余裕をみて10V以上のものを使えば問題はありません。電解コンデンサのリード線(足)にはプラスとマイナスが決まっているので、間違えないように注意します。
発光ダイオード
発光ダイオード(LED)にはいろいろな形のものがあり、好みのタイプを選びます。だた、LEDによっては点滅機能が内蔵されているものとか、1つのLEDに複数の素子が入っているものなどがあります。今回の回路では点滅機能がなく、単にLEDが1素子のダイオードを使います。LEDが点灯している時、LED両端の電圧は約2Vです。LEDを使うときの注意点は電流です。通常は10mA位の電流で点灯させます。5Vの電源でLEDを点灯させる場合、LEDの電圧が2Vなので抵抗器にかかる電圧は3V(5V-2V)で、R = 3V/0.01A = 300Ωの抵抗器をLEDと直列に接続します。厳密に300Ωである必要はありません。
ダイオード ( 1S1588 )
スイッチングダイオードを使用しました。周波数が低いので整流用のダイオードを使うことも可能です。
抵抗器
抵抗器としては許容電力が1/8Wのタイプを使っています。1/8W以上の抵抗器でも問題はありません。抵抗器が大きくなるだけです。今回はコンパクトに作るために1/8Wの抵抗器を使いました。
スタッド
プリント基板の足としてスタッドを使いました。特にこのようなスタッドでなくてもプラスチックのスペーサを使用しても良いです。プリント基板の配線面が下に置かれた金属などと接触しなければ特に付けなくても良いです。
配線端子
電源線を接続するための端子です。この端子を使わずにプリント基板へ直に電源線を接続してもかまいません。
プリント基板
ユニバーサルプリント基板を回路のスペースに合わせて切って使いました。
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